
今日は、フランス革命記念日(国民の休日)です。1789年のこの日、何が起こったか?ミシュレの「フランス革命史」に沿って、振り返ってみましょう。
フランス語に、citoyennetéというのがあります。白水社の仏和大辞典を引くと、「市民としての資格」とあります。フランスの国語辞典プチ・ロベールはQualité de citoyen(市民の能力)と定義しています。フランス国籍をもつことにより与えられる市民的かつ政治的権利と書いてある本もあります。
La lettre d'adieu de Guy Môquet ギィ・モケの別れの手紙 68年前の10月22日、ひとりの17歳の青年がレジスタンスに殉じ、その短い生涯を終えました。
鉄道員であり共産党の代議士であった父親が、1939年にアルジェリアの強制収容所に送られたとき、当時16歳であったギィ・モケは、共産党の青年組織に加わりました。1年後パリで非合法のビラを撒いていたときに逮捕され、ロワール・アトランティック県にあるシャトーブリアンの収容所に送られました。
1941年10月22日ギィ・モケは、ドイツ軍将校の殺害の報復として、収容所に入れられていた他の26人とともに銃殺されました。死を前にして、一通の手紙を両親に送りました。今日彼の名前は、パリの地下鉄の駅そして数多くの街路に見られます。
1789年7月14日
きのう7月14日は、フランス革命の端緒となるバスティーユ奪取を記念するフランス国の祝日でした。
この日のことをちょっと調べてみました。
今日は、「半大統領制」(憲法学者モーリス・デュヴェルジェが命名)であるといわれるフランス共和国の政治体制を概観します。