
長い間、ご無沙汰いたしました。これからぼちぼちと、フランスの教育について紹介していきたいと思います。視力と集中力が落ちてきましたので、ゆっくりペースとなります。
先日、教科書書店にて、哲学の教科書を購入しました。哲学は、高校3年生の必須科目、文系コースが週8時間、経済・社会系が4時間、理系が3時間です。バカロレア(高校卒業と大学入学資格試験)では、かなり高い点数配分になっています。試験は記述式。メモ用の用紙は可ですが、鉛筆、消しゴムはダメ。
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5日午後4時頃、CGTとFOの「緊縮財政政策、変形労働時間制、もう沢山!」のデモに遭遇、デモ隊は、サン・ミシェル大通りからサン・ジェルマン大通りに右折。この間、両大通りは数時間にわたって車両進入禁止。 警官の姿は見あたりません。しかしデモによっては、警官も出動します。以前、熱くなった消防士のデモに、警官が放水していたのを見ましたが(笑)

長い間お休みしてすみませんでした。再開は、まずこのポスターから。
フランスでは、劇場型・誘導選挙報道はありません。マスコミは、各政党の主張を報道するだけです。大統領選挙は、泡沫候補を含めて活動の紹介も等時間で、すべて平等な報道です。政党のPRはすべて、同じ時間数で放送されます。どこかの国のように政党助成金ではなく、すべて国の負担です。決選投票に残った大統領候補の論戦では、両候補の発言の時間経過が表示されます。これがフランスの選挙です。ついでに政党を含めた各団体のPRも、日常的にテレビで紹介されています。市民教育の教科書では、全ての政党が紹介されています。つまり中学生は、全ての政党についての知識を持っているのです。