25歳未満の失業率
1975年 6.8%⇒ 1985年 20.1%⇒ 1995年 22.2%⇒2011年 22.4%
学歴別の失業率
大学卒 9.3%⇒高校卒+2年 9.5%⇒高校卒あるいは職業資格者 14.6%
職業適性証CAP、職業教育免状BEP、同等の他の免状 19%、中学校卒 37.6%
他の免状 35.9%
世界の25歳未満の失業率(2012年1月)
ベルギー 21.2%、ドイツ 7.8%、アイルランド 29.6%、ギリシャ 48.1%、スペイン 49.9%、フランス 22,4%、イタリア 31.1%、オランダ 9%、イギリス 22.4%、アメリカ 16%
ヨーロッパ平均 22.4%
25歳未満の雇用契約の形態
無期限雇用契約 27.8%、非賃金労働者 2.4%、職業教育 15%、臨時雇い 5.9%
期限付雇用契約 48.9%
フランスの主要都市の平均手取り月額
18-20歳 857.8ユーロ、21-25歳 1,344.8ユーロ、26-30歳 1,694.4ユーロ
「人生は、ボクシングのようなもの。毎日が闘いだ。私は、ノックアウトされたくない」
「今は、愛さえも一時的である」
ル・マンの中心街のレピュブリック広場、午前の時間が終わろうとしていた。半分しか埋まっていないカッフェで、Joeは携帯が鳴るのを待ちながら、日差しを楽しんでいた。29歳の青年は、1週間前から失業中である。「でも、慣れちゃったよ」とつぶやいた。成人してから、職を転々としてきた。期限付き雇用契約、すなわち臨時の職は長続きしない。そしていつも窮余の策として、声がかかるのである。こうした生活は、時とともに諦めの気持ちを植え付ける。「このとおりさ。両親の時代は、まだ楽だった。でも、今じゃ愛さえも一時的だから。*1 僕ももうすぐ30歳になる。まるで自分の人生が、まだ始まっていないかのようだ」。

ル・パリジャン紙3月28日付
フランスにおいて最初の職を獲得するには、まさに障害物を乗り越える戦闘訓練のようなものである。拘束力の弱い契約によって、多くの若者が試される。起死回生の秘訣などないのである。今日、5人に1人強の若者が失業状態にある。20年前と変わらない。経済変動が起こるたびに、被害を被るのは若者である。同年代の全体が、定職に就くために悪戦苦闘している。そして見習いの繰り返しである正規採用前の準備期間[10から12週間]やアルバイトで時間を費やす。