
まずはこの写真。撮らせてくださいとお願いすると、「いいよ!」と気軽に応じてくれました。胸には「フランス共産党」のワッペンをつけています。歴戦のミリタン(闘士)でしょうか・・・まなざしにも、強靱ななにかを感じます。お礼を言って握手をしたとき、分厚い労働者の手でした。

CGTのメーデーポスター「2012メーデーの位置づけは、社会正義」「賃金、雇用、社会保障、年金支給開始年齢60歳」
2012年メーデーに向けての、危機を抜け出すためのCGTの10の要求
1.賃金、年金、社会保障の限度額を引き上げること(最低賃金は1,700ユーロ)。
2.企業にたいする政府援助を抑制すること。
3.企業に、解雇に替わる解決策を迫ること。
4.残業にたいする税金および社会保険掛け金の免除を廃止すること。
5.雇用の削減にストップをかけること。
6.公共政策および公共サービスの能力を発展させること。
7.税制を根本的に改革すること。
8.財務部を創設し、生産性のある投資に低利の貸し付けをするシステムを打ち立てること。
9.投機的な資本の移動に課税し、税金天国を廃止すること。
10.社会的連帯と経済発展のためのヨーロッパ基金を設けること。
労働者によって勝ち取られた権利
19世紀の産業革命は、多くの労働者を生み出しました。劣悪な労働条件の下で、労働者は権利を勝ち取るために闘いました。1864年ストライキをする権利、1884年労働組合を結成する権利、1906年日曜日に休む権利、1936年有給休暇をとる権利、企業の中で労働者の代表を選ぶ権利(企業委員会の従業員代表委員)、労働の権利は、こうして勝ち取られました。

この本は、8年前の私の渡仏の際に、友人が餞別がわりにくれた本です。最近久々に読み返して、感動を新たにしました。