LE LOUP DEVENU BERGER羊飼いになった狼

私が使っているテキストの表紙
今日はイソップ寓話ではなく、イタリアの寓話作家ヴェルディゾッティ Verdizotti の「狼と雄羊たち」をもとに書かれた寓話です。
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久々にシャンソンをお届けします。ベルギー人のジャック・ブレル。活躍の場は主にフランスでした。彼の多彩な才能は、作詞・作曲にとどまらず、映画製作にも発揮されました。彼は舞台でとつぜん引退表明をして、ポリネシアに隠遁しました。そしてパリに戻りレコーディングをした翌年の1978年に、49歳の若さで生涯を閉じました。ブレルの曲は愛の歌、社会風刺など多岐にわたっています。あまりの風刺の激しさに、一時期学校でブレルの曲を生徒が聞かないように指導が入ったこともあるそうです。しかし今では彼の名前を冠した学校もあります。フランス人に広く愛された歌手です。今回はジャック・ブレルの才能に私の翻訳力がついていかず、少々野暮ったい訳になってしまいました。同時にあまりにも激しい心情吐露に、訳していて気恥ずかしくなるところもありました。これもフランス的なんでしょうね。映像のブレルはまだ初々しさが残っています。
Passer du RMI au RSA Article paru dans l'édition du 30.05.09
Après plus d'un an d'expérimentation, le revenu de solidarité active sera généralisé le 1er juin. Une bouffée d'oxygène pour les travailleurs pauvresRMIからRSAへの移行2009年5月30日付
一年間の試行期間をへて、6月1日より就業連帯所得保障が本格実施となる。低所得労働者にとっては酸素補給となるだろう。
今回も連載「フランス雑感」のその4を転載します。内容が過去の記事とダブるところもあると思いますが、お許しください。
フランス雑感 その4 労働運動
日曜は完全休日
私がフランスで驚いたことのひとつに、有名百貨店が軒を連ね、平日は買い物客や観光客で賑わうオスマン大通りが、日曜日には人気がなく閑散としていることです。つまり軒並み店が休みで、車もまばら、まるでゴーストタウンです。私の住んでいる街も、開いているのはアラブ人の店と、回り持ちで営業するパン屋さんだけです。日曜日は、フランス人にとって完全休息日なのです。
昨日14日、私たちのすぐ前のピエール・グルニエ通りは、朝からガラクタ市の露店で埋まりました。この日はバスも含めて全車両進入禁止、ガラクタを求める人たちでごった返しました。フランス人はガラクタが好きです。売る人もこういうところで集めたんでしょう。でもこれどうするの?と聞きたいようなガラクタもありました。でもそこに価値を見出す人もいるんでしょうね。「奥さん、この胸像あなたに似てるよだから安くしとくよ」「あら、私こんなに美人だったかしら。」なんて会話を楽しむのも、ガラクタ市の醍醐味でしょう。お店を出すには、主催者に電話をするだけで良いそうです。場所代は払います。
長い間休んで、申し訳ありませんでした。これからもよろしくお願いします。
ル・モンド紙のフィリップ・ポンス記者が、不安定労働者のことを書いていました。増加する不安定労働者を生み出した元凶が小泉改革にあると的確に指摘しています。
Auprès des naufragées de TokyoToujours plus de travailleurs précaires Article paru dans l'édition du 10.06.09
東京の難民に密着してまだまだ増える不安定労働者2009年6月10日付
パソコンはなんとか復旧しましたが、日本に一時帰国しなければならず、10日間ほどお休みさせていただきます。申し訳ありません。