パリにとって不安なのは、国民議会の無気力さである。7月11日、国民議会は上奏に対する国王の回答を受け取ったが、それで満足した。しかし一体、どのような回答だったのか?それは、軍隊は議会の自由を保障するためにそこにいるのであって、もし猜疑心を抱かせるのであれば、国王はノワイヨンかソワソンに軍隊を移動させる、つまり2部隊か3部隊の配置に留めるというものであった。ミラボーは、軍隊の退去を強く求めるというところまでしか行きつけなかった。聖職者と貴族の500名の議員の結束が、議会を苛立たせたのは明らかである。議会はこの大問題をひとまず脇において、ラファイエットが提起した人権宣言に耳を傾け始めた。
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