□寓話を読む。「犬と狼」
ラ・フォンテーヌの寓話の中の「犬と狼」は、自由と安全を交換する主人公を扱っています。
犬は、身の安全と餌の確保と引き換えに、自分の自由を放棄します(繋がれ、首輪をはめられることを受け入れます)。この取引は、狼とは成立しませんでした。狼には、いったん自分の自由を放棄し隷属を受け入れてしまうと、安全や食べ物さえも、主人の優しくもなり意地悪にもなりうる気まぐれさに依存し、ついには取り上げられることにもなることがわかっていたからです!こうしたことを説明したあとで、この寓話を朗読することもできるでしょう。難しい表現も明快になってきます。また犬と狼の出会いのシーンを、自分の言葉を使って、場合によっては寓話の対話を使って、生徒に演じさせることもよいでしょう。
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