学校の名称 仏独共同の国営放送局であるARTEが、社会全般について仏独の比較をする「カランボラージュ」という番組を放送しています。先日この番組で、学校の名称について仏独比較をしていました。
59,457校あるフランスの公立学校には、祖国あるいは社会に寄与した人物の名前がつけられています。上位10校をみていくと、イソップ寓話集の仏語翻案で有名なラ・フォンテーヌが10位(330校)、キュリー夫妻の長女夫婦イレーヌとフレデリックが9位、キュリー夫妻が8位、ユーゴーが7位(330校)、細菌学者のパストゥールが6位、社会主義者で反戦、反植民地を貫いたジャン・ジョレスが5位、「星の王子様」の作者サン・テグジュペリが4位、「枯葉」で有名な詩人ジャック・プレベールが3位、フランスの対独レジスタンス組織をまとめたジャン・ムーランが2位、そして第3共和制で無償、無宗教の教育制度をつくったジュール・フェリーの名が1位を占めました。
ドイツの公立学校では、アインシュタインが10位、9位にアンネ・フランク、8位に児童文学者のケストナー、4位にシラー、3位にゲーテ、2位にシュバイツァー、そして1位は反ナチス活動をおこなった「白バラ」のソフィーとハンスのショル兄弟となっています。
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