選挙の日曜日
6年ごとに市の住民は、自分たちの代表を選びます。
投票する、それが選ぶことです。
「1週間前から、家では選挙のことしか話しません。私の両親は、選挙について意見が一致してないのです。パパは、これまでの市長とそのグループが引き続き市政を担当したほうがよいと言います。ママは、小学校3年のためには、新しい競技場と臨海学校は良いと言っています。しかしこの6年間、歩道と緑の空間が減って・・・ママは新しい議員に投票したいのです。そして次の選挙には、ママが候補者になるでしょう!」
選挙の2週間前、選挙運動がおこなわれます。候補者は市の住民と会ったり、集会をもったりします。市役所は、学校の前に掲示板を設置して、候補者の計画を選挙民に知らせます。
日曜日の朝、投票会場が開きます。選挙民は身分証明証と選挙人証明証を提示して、自分の選んだ候補者の書かれた投票用紙を封筒の中に入れてます。そしてそこにいるみんなの前で、封筒を投票用紙に入れます。それぞれ1回しか投票できません。
日曜日の夜、投票箱が閉ります。それから開票が始まります。各候補者への投票、あるいは候補者リストの投票が加算されます。結果は、市役所、フランス全体の結果を発表する内務省に届けられます。

選ばれた人が、市長を選びます。
市(町村)議会議員が選ばれました。最初に会議を開きます。それは市長と助役たちを選ぶためです。それぞれの助役は、市の仕事を分担して責任をもちます。市長は、定期的に会議を招集して、討議します。住民は、議会が終わって8日後に、決定されたことを知らされます。夏のあいだ散水を禁止すること、マルシェ(市場)の時間変更、虫歯予防などです。
過半数および比例代表制による二回目の投票
絶対過半数・・・一回目の投票で選ばれるには、過半数を獲得しなければなりません。
相対過半数・・・二回目の投票で選ばれるには、一番多い票を獲得すれば充分です。
比例代表制・・・票を数えて、各候補者リストの得票数に応じて議席を分配します。
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