
子ども代議士

2006年6月10日、国民議会において行われた子ども議会で、国民教育大臣に質問するローラ、小学校5年生

この写真について語りなさい。

子どもたちは、どこにいますか?

あなたの意見では、子どもたちは何をしていますか?
そして私は?

子ども議会に参加したいと思っているかな?
12これは、Education a la citoyennete (市民としての資格を学ぶ)という教科書で、第三課程(小学校3年から5年の間、フランスでは小学校は5年制)、9歳から11歳くらいが対象です。
子ども代議士子どもたちは、直接には民主主義にも、共和国にも参加できません。18歳にならないと市民になることができないので、投票できないからです。社会に対する子どもの意見を集めるためだけでなく、子どもたちに将来の市民としての責任を準備するために、代議士たちは年に1回、小学校5年生のクラスから選ばれた生徒たちに、自分たちの席を開放します。選ばれた子どもたちは、代議士がやるように、法案を提出し、議論し、議決します。
行事日程選挙区から1クラスが、子ども議会に参加するために選ばれます。選ばれたクラスは、代表を選び、法案を準備します。クラスは選挙区の代議士と会い、法案を説明します。
審査委員会は、各クラスが作成した法案の中から3つの法案を選び、それについて論議できるように全クラスに配布します。各クラスは、一つの法案を選択し、自分たちの代表にその法案を弁護することを指示します。
6月に選ばれた生徒たちが、国民議会に集まり、自分たちの選挙区の代議士の席に座ります。
共和国のための法律選ばれた生徒たちは法案を議論し、議決します。もっとも賛成が多かった法案は、あとで国民議会の代議士たちが検討し、今度は自分たちで議論し議決します。これまでに子ども議会が準備した4つの法案が、こうして可決されました。

作業日程

2008年の子ども議会のカレンダー

このポスターについて語りなさい。

フランス共和国は、どんなシンボルで表されているでしょうか?

子ども議会はいつ開催されますか?

このカレンダーの重要な日程はどこに書いてありますか?

今年の子ども議会に、あなた達の選挙区から選ばれているクラスを調べなさい。

共和国のための法案
子ども議会から生まれた4つの法案が共和国の法律になっています。1996年12月30日に成立した法律は、両親が離婚した場合の兄弟・姉妹の間の絆に関するものです。1998年5月14日に成立した法律は、孤児が親族会議に参加できるようにしました。1999年6月9日に成立した法律は、子どもの権利を尊重しない国で、子どもによって製造された用品を、学校や地方自治体が購入することを禁じたものです。2000年5月6日に成立した法律は、子どもの虐待を予防し、虐待の事実を探し出すために学校の役割を強化するというものです。2004年6月5日の第11回子ども議会で議決された法案は、2004年11月4日の国民議会に上程されました。これは、精神的、言葉あるいは身体による暴力、麻薬使用への誘惑、そして学校での恐喝に直面した場合に、とるべき態度について、生徒に根気よく教育するという法案でした。
フランソワーズ・マルティネッティ、子どもの権利、Librio,2007

これらの法律を説明しなさい。

これらの法案は、どのようにして法律になりましたか?

あなたにとって一番興味深いのは、どの法律ですか?
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こういう想いが世界中から届けられると目頭が熱くなります。
#PrayforJapan――世界のTwitterユーザーが日本の被災者のために祈り
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3月1...