
これは、Education a la citoyennete (市民としての資格を学ぶ)という教科書で、小学校3年~5年が対象です。
貧しい国々
アメリカ、アフリカ、アジアの多くの国民は、貧困の中にあります。彼らには、満足に生活するに充分な収入がありません。空腹の時にいつでも食べられる訳ではないのです。彼らは水道も電気もない住居に住むか、あるいは路上で寝ています。そして医者にかかることも容易ではないのです。家族が生きていくために必要な収入を得るために、働いている子どもたちもいます。戦争で、あるいは飢饉のために、何千人もの子どもが餓死しています。
私たちの国の貧しい人々
裕福な国においても、貧困の中で暮らす家族がいます。大人は仕事がないか不安定雇用で、家賃あるいは電気代や電話代を払い、食料、衣服、家具を買うのに充分な収入がありません。大人も子どもも、余暇やヴァカンスといった、私たちの社会の富を享受できないのです。もっとも貧しい人々は、路上で寝ます。ホームレス(SDF)の人たちです。
貧困との闘い
貧困は、私たちの時代のもっとも重大な問題です。フランスでは400万人が貧困の中にあります。そして地球上では、半分を超える人々が貧困にあえいでいます。ですから、国際的な組織や多くの団体が、食料を配給したり、子どもの世話をしたり、子どもが将来に希望を持てるように学校を建てたり、人々を教育したりすることで、貧困と闘っているのです。
討論の柱―私たちが路上で物乞いをしている人を見たとき、どういう反応をするだろうか?

貧しい国

カイロ郊外のスラム街、エジプト、2005年

この写真について述べなさい(住居、街など)。

何で、ここに住む人が貧しいとわかりますか?

何が、家族をここに住むように追いやったと思いますか?

彼らの日常生活に、貧困はどういう影響をもたらしますか?

世界で最も貧しい地帯はどこですか?
私たちの国の貧しい人々

パリの橋の下のホームレス、2005年

この人のおかれた状態について述べなさい。

どのような理由で、路上で寝るようになったのでしょうか?

貧困がもたらした結果は、他にどのようなものがありますか?
そして私は?

貧しい人を見たとき、私はどのように行動するだろうか?

貧困との闘い

ポスター 「あなたは、彼女が子どもの時、手を差し伸べた。今、彼女が授業をしています」
「教育は世界を変える。後見人(parrain)になってください」非政府組織「援助と行動」

このポスターについて述べなさい(写真、文字など)。

フランスあるいは世界で、貧困に対して行動する、他の団体を知っていますか?

そして私は?

貧困と闘う活動に参加するためには、私は何ができるだろう?
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