イル・サンジェルマンの散歩道

jeanvaljean 様… はじめまして、青い鳥といいます。 大津留公彦さん、大脇道場さんのblogで貴殿の卓越したコメントを拝見し、いつも感心してましたが、本日、Ａｆｔｅｒｎｏｏｎ　Ｃａｆｅさんのblogで、貴殿のblogを知り、おじゃまさせて頂いた次第です。
フランスにお住まいだそうで、羨ましい限りです。わたしは、1991年にプライベートでスペインのマドリードとバルセロナへ10日間程訪ねたことがありますが、欧州はお洒落ですね…。街並み・石畳の道路・哀愁漂う街灯…。フランスは、全然知りませんが、きっと‘粋,なんでしょうね…。わたしは、仕事の関係で1992年から足掛け5年程、北京市内の日中合弁ホテルに事務所兼住居を構え、日中合弁事業のコンサルタント業務を営んでまして、北京語は話せますが、jeanvaljean さんは、仏語がおできになるんですね…お洒落！！！
ご存じの通り、今日本は、政治・経済ともに惨憺たる状況で、海外移住(亡命？)を真剣に考えています。目に余る右傾化…。人間の尊厳は踏みにじられています…。それに比べ、フランスでは富裕層が国の財政危機を救うべく、自らに増税をせよと政府に要求していると聞きましたが、まさに『ノーブレス・オブリージュ』(富の再分配の責を富裕層が負う)を実践してますね…。見上げたもんですよね…。
いろいろ欧州の政治経済，文化などお聞きしたいことが，山ほどございますので、今後お教え頂ければ幸甚ですが…。(^O^)
jeanvaljean さんのご多幸とご活躍を遠い日本の地より、祈念させて頂きます。 おじゃましました…。(^_-)-☆

青い鳥さん、訪問していただき光栄です。8年前から、パリ市の西隣のブローニュ・ビーヤンクール市に住んでいます。会話はあまり得意ではありません。専ら翻訳に精を出しています。

今年から、フランスの公民教科書を紹介しております。教科書は、フランスを知る上でとても意義あることであると思ったからです。そして、共和国の三つの目標である自由・平等・友愛の実現の到達点がどのようなものであるか、何が実現されていないかを生徒に確認させるのが、教科書の使命であることを感得しました。

今は、日本で中学1年生に相当する公民教科書を紹介しています。この教科書では、あちこちで「法には何と書いてあるか？」と確認させます。法によって何が守られているか、絶えず教えるのです。

私は滞在期間中に、できるだけ教科書の紹介をしていきたいと思います。それがフランスに滞在する私の使命であると思っています。現在の私にできることは、これだけなのです。
ぜひまたお越しください。お待ちしています。

ご丁寧なご返事、ありがとうございました。
＞この教科書では、あちこちで「法には何と書いてあるか？」と確認させます。法によって何が守られているか、絶えず教えるのです。

素晴らしい意義あるお仕事ですね。 確かに、法治国家である以上は法律の裏付けや派生事項を知ることは大切ですものね…。 公民の教科書を翻訳されているところなど、良いですね…。自由・平等・友愛など、人権意識とでもいいますか、子供に教育する大切さは、最近の日本の惨憺たる状況を見ますと痛切に感じます。日本は欧州の様に、根底に‘貧困をつくらない，‘共生する，という思想が希薄なものですから、貧困層の増加・格差拡大が常態化し、非正規労働に就かざるを得ない若い人たちや、障害者自立支援法により、切り捨てられる障害者の方たちの姿を見るたびに怒りが込み上げると同時に、日本社会の脆弱さ、人間の尊厳を蹂躙することが当たり前という状況を作った自分を含めた国民全てが真摯に反省しなければ、早晩、社会が崩壊する危機感を持っています。そうゆう意味からしても、jeanvaljean さんのお仕事は、非常に大切であると思います。
たくさん写真を拝見させて頂きましたが、やはりフランスは、美しい風景が多いですね…jeanvaljean さんが羨ましいです… o(^-^)o
大津留さんに触発され、俳句なるものを、かじりはじめたのですが、お礼に一句…

日仏の
虹のかけ橋
jeanvaljean
失礼しました… 再見(サイチェン)……(^_-)-☆
また、おじゃましましす…

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