5千万人の死者を出した第二次世界大戦は、第一次世界大戦をさらに上回る「総力戦」であった。交戦国は単なる征服や防衛にとどまらず、敵を殲滅することを目的とした。ドイツそして日本の占領のもとで、国民は丸ごと奴隷状態におかれるか、虐殺された。戦勝によって、アメリカ合衆国とソビエト連邦は、古いヨーロッパの大国にかわって超大国となった。
枢軸国の勝利ヨーロッパ
1939年9月1日 ドイツ軍によるポーランド侵攻1940年5月10日 オランダ、ベルギー、フランス侵攻1941年6月22日 ソ連に対するドイツ軍の攻撃アフリカ
1941年2月11日 ドイツアフリカ軍団の上陸太平洋
1941年12月7日 日本軍のパール・ハーバー攻撃・アメリカ合衆国の参戦
戦況の転換ヨーロッパ
1941年9月-1943年2月 スターリングラードの攻防アフリカ
1942年11月2日 エル・アラメインの戦闘1942年11月8-11日 英米軍の上陸太平洋
1942年6月3-6日 ミッドウエイ海戦
連合軍の勝利ヨーロッパ
1944年6月6日 連合軍のノルマンディ上陸1945年5月8日 ベルリンにおけるドイツの降伏アフリカ
ドイツ軍の撤退太平洋
アメリカ軍の太平洋諸島の奪回1945年8月6日 ヒロシマ1945年9月2日 日本の降伏(文書調印-訳注)

デモクラシーの勝利か・・・
1945年1月23日、アメリカ兵が日本の最前線である硫黄島に星条旗を立てた。写真は、戦闘の後にこのエピソードを再現したものである。

共産主義の勝利か?
1945年5月にソ連軍によってベルリンが開放された翌日に撮られたこの写真は、硫黄島のエピソードが影響している。このシーンは、ソビエト史の教科書の中で「大祖国戦争」と名付けられた、第二次世界大戦の赤軍の勝利を讃える目的で再構成された。
これはフランスのLycée 1(日本の高校2年に相当)で使われる文学・社会経済コースの仏独共同歴史教科書です。
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