大統領選挙を5日後に控えた今年のメーデーは、サルコジ批判一色でした。とくに労働組合を敵視した大統領の言葉「真の労働(者)」は、多くのプラカードで皮肉を込めて活用されていました。

「
偽の大統領であるあんたが、何だって
真の労働(者)について語るんだい」
「真の労働(者)」は、サルコジ大統領が労働組合を敵視してつかう言葉。5月1日、メーデーに対抗するように、真の労働者の集会と称して、トロカデロ広場で支持者集会を開きました。

「教育と健康は危機に瀕している。民営化したいサルコ(サルコジ大統領)を首にするために団結しよう!右であれ左であれ、緊縮財政政府を倒せ!」

「我々は、
「真の」大統領を求める。やり手の小男ではなく」

「サルコ、私たちの
真の労働(者)は、今度の日曜日に、あんたにお返しするよ。あんたを支持する女性たちに慰めてもらいな」

「賃金、雇用、それは権利だ!」

「稼ぐばかりで、自分の人生を見失うな!」サルコジ大統領の「稼いで生活の質を高めよう」を批判した言葉

「私たちは皆、ギリシャ人であり、スペイン人であり、チュニジア人でもあるのです」

「今年、体重を増やそう!―男女平等」目盛りを平等のところにもっていきたいのでしょう。

「屋根、それは権利だ!」 団体「居住の権利」のワッペン

「資本主義、それは貧困、ファシズムがそこにつけ込む!」

「彼らの株式市場か、それとも君の生活か!」

「通勤、仕事、睡眠。こんな生活はゼロだ」

「トルコでは、毎月平均50人の労働者が死んでいる。労働災害か職業病で」

「外国人のみなさん。私たちをフランス人といっしょに放っておかないで!」

「サルコジよ、人民は月6日に君をクビにするために行進しているのだ」

「『真の労働(者)』って何? サルコにとって真の敗北は、5月6日。労働の祭典は今日、5月1日」

上は、アステリックスが「サルコジックス、おまえほっぺたを叩かれるんだって!」といってかけつけようとしているところでしょうか。これにはリュック・シャテル教育相が、オランド候補を絵本の象のババールに、サルコジ候補をアステリックスにたとえて、アステリックスの方が勇気と決断力をもっているとインタビューに答えたのをもじったものでしょう。
下は、投票箱を持ち上げて「とどめを刺そうか?」5月6日

サルコに投票しない10の理由 その9 性の平等
サルコジ大統領「文明というものはすべて、性の平等なんてないんだよ」

サルコに投票しない10の理由 その10 緊縮財政
(その他の理由については見つけることができませんでした)

共和国のシンボル、マリエンヌが投票箱を空にしています。

「2012メーデー、ヨットもロレックス、金ピカも無し!」

「真の勇気―分配!真の価値―友愛!」

(国の借金について)「私たちは何も借金していない。だから何も払わない」

同じく「(国の借金を)払わない人、胸を張っていいわ!」

「5月6日、吊された鉤(ブルジョワ)からおろされる」

「社会を変えるために、女性の人生を変えよう!」

「すべての女性が自由にならない限り、私たちは歩き続ける」

「400万の
真の失業者。
真の労働者はどこにいるんだ?このばか野郎!」
サルコジ大統領が握手を求めたところ、「汚い手で触るな!」といわれて言い返した言葉、「とっとと失せろ!このバカ野郎」をもじっています。

「次の大統領へもの申す。私が借金したわけでもない。緊縮財政はゴメンだ。仕事を、私の子ども(生まれてくる子ども)に、教育、健康、安全を要求する。連帯するヨーロッパのために、金融市場を強制的な手段で公正にしよう。すべての国のすべての市場を。あなたには厳しさを、我々には未来を。市民-怒れる爺より」

「労働者と非常勤(労働者)は、18時にバスティーユ広場に集合」

「金持ちには金の玉、貧乏人には相変わらずヌードル! サルコ、もう沢山だ」
韻を踏んでいます。でも品がない表現も(笑)

「サルコジ、我々にとっては、財産!良いことばかり!」人物編で紹介した資本家のおじさん。
スポンサーサイト