青い鳥
jeanvaljean さん、こんにちは(^-^*)/ わたしは、1960年10月生まれですので、今年、52才になります。‘60年安保の年に生を受けました。
1979年に社会人になりましたが、日本は景気が良かったせいでもありましたが、社会が安定してましたし、社会を構成する市民に、おしなべて‘寛容さ’‘優しさ’がありましたね…。
>公共サービスや企業を国の直接管理のもとにおくことは、政府の領域であり、法律が政府に与えたのであり、政府の権利である。
>保険会社および大銀行の国有化。[…]
>―賃金の大規模な調整。賃金水準の保障。労働者とその家族に対する安全と尊厳、そして充分に人間らしい生活を送れる手当の保障。
どれも、いまの日本に必要なものですね…、つくづく思います。わたしは元銀行員で法人向け融資を担当してましたが、その時代は、銀行もまともでした。本来金融機関のあるべき姿は人間で例えるなら血液を送る心臓の役割を果たす、他の企業体とは違い、公的性格(公共性)を有する私企業なんですね…。1980年代までの当時の都市銀行は、取引先の規模の大小関係なく、公正で公平な融資をして血液(お金)を滞りなく流してましたが、1990年代初頭の「バブル崩壊」後、様子が怪しくなりました。メガバンクは、経営方針を富裕層にシフトし、中小零細企業に対し、融資金の“貸し剥がし”や、新規貸し付け拒否“貸し渋り”に走りました。これが今に続く“失われた20年”、 長期デフレ不況の最大の要因と、 わたしは見ています。日本では、「社会主義は終焉を迎え、資本主義が勝利した」とのデマが流布され、殆どの日本人が、洗脳されてしまっています。まさに「豚が肉屋を賞賛するの愚かしい図」…。フランスは社会党が政権を奪還しましたが、日本は、政権交代にかけた主権者の期待を踏みにじる如く、民主党は「自民党より自民党的政党」に変質してしまいました。暗澹たる思いです…。それを上手く利用した、石原慎太郎や橋下徹などの極右政治家が台頭する始末…、次期総選挙が怖くて堪りません。本来、社会科学的には資本主義から社会主義へ進歩する筈なのに、日本は法則に逆らい、歯車が音をたて逆回転しています。一過性の現象であれば良いんですが、どうもわたしの生があるうちに、日本社会が大きく進歩する気配すら感じることが出来ません。 日頃、jeanvaljean さんに、法律や人権意識の大切さを説かれるたびに、今の日本に最も欠落している事であると痛感しています。
jeanvaljean さん…、いつも勉強になります。感謝申し上げます。
日本は、だいぶ暑くなってまいりましたが、そちらフランスは如何でしょうか…?。ご自愛の程…。