アメリカ合衆国にある第二次世界大戦の記念碑2004年ワシントンにおいて除幕した第二次世界大戦の記念碑は、40万人の戦死した兵士を含む、アメリカ軍に志願した1,600万人に捧げられた、最初の国立モニュメントである。
日本の公式謝罪 それほど遠くない過去の一時期において、日本は誤った国策によって日本国民を破滅的な危難に陥れ、植民地支配のための侵略によって、多くの国民に酷たらしい損害と苦しみを与えました。このような過ちを将来に二度と犯されることがないことを願い、私のもっとも深い遺憾の意ならびに心からの謝罪を、ここにあらためて表明いたします。
[…] 日本はあらゆる国家的偽善を排し、国際社会の責任ある一員として、国際的協力を推し進め、それによって平和と民主主義の諸原理を発展させなければなりません。同時に原爆の災禍を被った唯一の国として、核兵器の究極的な廃絶の展望をもち、核兵器不拡散条約の強化など地球規模の非核武装化をめざす努力を支持し、貢献しなければなりません。
日本国首相村山富市の声明、1995年8月15日
平和と民主主義の勝利 この数十年のあいだ、かつて妥協することなく敵対した二つの国は、協同して今日を造りあげた。二国は並んで未来を見つめる。我々は歴史、戦闘員、苦悩、流血を想起しながら、平和と民主主義の勝利を共に祝う。そしてフランスとドイツの和解の模範をここに示す。すべての人びとが、憎悪には未来がないということを理解するために。平和を可能にする道は、常に開かれていることを理解するために。ヨーロッパの道を共に歩こうとする我々の共通の意思を、自らの価値の下に結集し、地理的にも歴史的にも、自らの手で和解したヨーロッパを、我々は力強く表現したのだ。
変化する世界のさまざまな危機に直面して、我々の祖先の遺産、犠牲、メッセージを忘れないようにしよう。祖先が命を与えた尊敬、正義、対話、寛容といったヒューマニズムの諸価値を、一緒に具体化できるようになろう。我々の子孫のために、自由と進歩の、そして人間と思想、文化と国民の多様性を尊重する世界を、共に築けるようになろう。
Arromanchesでおこなわれたノルマンディ上陸60周年記念行事でのフランス共和国大統領ジャック・シラクの演説
<学習の足跡>
1.戦勝国は1945年以後、戦争終結の記憶をどのように祝おうとしましたか?
2,日本は終戦後、自分たちの過去をどのように検討しましたか?
3.ノルマンディ上陸の記念式典に人びとが取り入れようとした象徴的な刷新のおもなものは、何だったでしょうか?
4.今日の第二次世界大戦の記念式典においては、どのような価値と教訓を強調することが求められますか?
5.あなたは、敗戦国は連合国の勝利記念式典に参加すべきだと思いますか?
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