ともだち作戦で、米軍原子力空母の乗組員が東電を提訴。地元住民の賠償を打ち切った東電はどう対処するのか、見ものです。(NHK news web 2012.12.28)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121228/k10014491471000.html
東日本大震災の直後にアメリカ軍が行った支援活動「トモダチ作戦」に参加した原子力空母の乗組員らが「福島第一原子力発電所の事故の正確な情報を得られなかったために被ばくした」として、東京電力に合わせて2億2000万ドル(日本円で189億円)の損害賠償などを求める訴えをアメリカの裁判所に起こしました。
訴えたのは、アメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員8人を含む9人で、今月21日、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地方裁判所に提訴しました。
訴状によりますと、乗組員8人は、東日本大震災直後、被災地を支援する「トモダチ作戦」のため、空母が福島県の沖合の太平洋上にいた際、福島第一原発の事故によって被ばくし、がんのリスクが高まったとしています。
被ばくした線量やがんのリスクがどの程度高まったかなどの情報は訴状には書かれていませんが、原告らは「東京電力が原発事故の危険性について不完全で不正確な情報をアメリカ側に伝えたため、安全だという誤解のなかでトモダチ作戦が行われた」と主張しています。
そして、東京電力に、原告それぞれに1000万ドルの損害賠償と、将来の医療費に充てるための基金の創設など合わせて2億2000万ドル(日本円にして189億円)を支払うよう求めています。
これについて、東京電力は「訴状が届いておらず、コメントは差し控えたい」と話しています。
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