第20章 1789年の革命 国民議会の誕生
主な概念
政治的な自由、市民としての資格、人の権利
概念の対象
陳情書、全国三部会、憲法制定議会、人と市民の権利宣言
(参照)全国三部会の開催に到るまで
陳情書を作成する選挙人(想像図)
<授業1>
目的
―生徒は、陳情書を通して革命前の身分社会を調べる。
―生徒は三つの身分を対比させ、[身分ごとに別れた] 生徒の大部分が傍観者である権利しか持ち得ないことを示すものを準備する。
―生徒の憤りを、来るべき革命的出来事の予見へと導く。
①クラスを次のグループに分ける。
―4人が聖職者のグループをつくる。
―4人が貴族のグループをつくる。
―17人が第三身分のグループをつくる(その内12人は農民)。
②各グループは、自分たちに関係する資料を受け取り、全国三部会で自分たちの身分の要求を二つにまとめて準備する。
③教師が、ルイ16世の、全国三部会の招集の簡略化したものを読み上げる。三つの場所を用意する。教師は農民をそこから排除し、何らかの仕事をするように指示する(たとえば果物や野菜の塗り絵)。
各グループは国王と三部会議員の前で、自分たちが準備したやり方で二つの陳情書を発表し、論証する。
<授業2>
目的
全国三部会から憲法制定議会へ移行する政治の激変を把握すること。
(45分)
全国三部会の招集が招集され、議員たちは陳情書を読み上げる。二つの投票が問題となる。
―身分ごとの投票
―個人による投票
(5分)
各身分がどのような投票方法を望んだかについて短い討論。
国民議会創設の宣言と特権身分の放棄(「球技場の誓い」の抜粋を読む)
(5分)
「人と市民の権利宣言」の抜粋を読む
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