①人の権利の教育は、批判的意識をもつ態度に基づく。
人の権利の教育においては、教えることのプロセスが重要である。すなわち、人の権利を尊重する態度および行為を、子どもが獲得できるように育成することである。我々が主に挑戦するところのものは、それ自体が人の権利の基本的な価値である、学ぶ者の自由を考慮に入れることによって達成される。人の権利の教育は、教化と正反対のものである。出発点におけるこの心構えは教育的規律にとどまらず、道徳の求めるところである。教師は常に考慮に入れておくべきである。
批判的意識を持つことは、学ぶ者が偏見を取り除き、自己に対して(尊厳の意味、自己評価)、そして他人に対して(他人の中に自己を置くこと、連帯、寛容)肯定的な評価をもつ意識を鍛えることである。
以前の平衡(偏見、性差別意識)
平衡を失う(長い教育の過程における問題提起、批判的意識の育成)
新たな平衡(性差別意識のない態度および行動)この過程は、個人にとって、同時に集団にとって長い道のりであり、そこで学ぶ者は前進したり、後退したり、あるいは躊躇するのである。それは教育的発展(理論的な)、すなわち人格形成のダイナミックな過程を形成する三つの段階に分けることができる。

認識、理解、意識、

個人的な意見と態度の形成、

参加と、人の権利のための具体的な行為
①理解と意識

現れたもの、事実、顕在あるいは潜在する状況から出発し、

分析し、総合し、

背景を考え、人の権利の規範に結びつける。
②態度の形成

疑問を呈し、批判的な価値評価を加え、

意見、論拠を形成する。
③行為

参加し、適応する行為を身につけ、

新しい経験を得る。
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