私のFacebookの友達が主宰する、パリ郊外のナンテール市の日仏交流団体Asuka Assoが、6月9日会員向けに日本映画を観る会をおこないました。映画は山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」。
上映時間2時間。来ていただいたフランス人の皆さんが、画面に集中しているのを感じました。笑いも何度か起こりました。姉嫁が「女子は年上の女子に口答えするものではねえ」というシーンでは、驚きの声も聞こえました。
「たそがれ清兵衛」を観た感想
私は、この映画のヒューマンなところと、昔の日本人の生活を描いたところが好きです。私はすでに、「7人の侍」のような映画でそれを見ましたが、この映画は好戦的ではありません。全体の雰囲気と映像はとても芸術的で、詩的な空間をつくり出していました。
いつのまにか、この物語のなかに引き込まれ、映画であることを忘れて、自分が物語の進行に立ち会っているような気になりました。
歴史的な観点からみれば、昔の日本人の伝統的な教育の様子、農村の困窮、そして映画全体をつらぬいている困窮へ立ち向かう者の尊厳を、この映画から理解することができます。
鑑賞の機会を与えてくれたAsociation ASUKAに感謝します。
その他の感想。
―「素晴らしい映画をありがとう」
―「2時間が短く感じた」
―「俳優がすばらしい」
―「きれいな映像だった」
―「ユーモアも、十分理解できた」
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